Rootはばら歯科の精密根管治療
歯科用CTとマイクロスコープによる精密根管治療
根管治療の成功率が低い理由
歯の根の治療である「根管治療」は、再発率が高いことで有名です。従来の方法では、根管内をしっかり無菌化することが困難であることから、再発率も50%に達しているといわれています。
それは「根管」という組織がその全容を肉眼では確認することができないものだからです。つまり、手探りで行う治療となることから、病変の取り残しも生じて、再治療が必要となるのです。
「見えない」ものを「見える」ようにする
根管治療の成功率を高めるためには、手探りの治療からしっかりと目で見て処置を施す治療へと切り替えることが大切です。当院でも導入しているマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)であれば、本来は「見えない」根管内を肉眼でもはっきり「見える」ようにすることが可能です。その結果、治療の精度も向上します。
根管治療の精度を高めるための取り組み
根管治療の精度を高めるためには、精密な診査診断、治療中の細菌侵入の防止、精密な根管処置が必要となります。そこで当院では、次に挙げる3つの取り組みを行っております。
ラバーダムによる細菌侵入の防止
根管治療は、根管内を無菌化する処置です。病変の取り残しがあると、再感染の原因となることから、細心の注意を払う必要があります。
ただ、いくら精密な処置を施していても唾液などが混入することによって、根管内が汚染されます。「ラバーダム」と呼ばれるゴムのカバーをかけることで、術野の汚染を防ぐことが可能となります。
マイクロスコープによる精密な処置
マイクロスコープは、歯科用に改良された顕微鏡です。最大で肉眼の20倍程度まで視野を拡大することができます。細くて暗く、複雑な構造の根管内を明視野で観察しながら処置を施すことができます。自ずと治療の精度も向上します。
大切な歯を残すための最後のとりで
根管治療は、一般的な虫歯治療よりも長い期間を要します。ケースによっては治療期間が数ヶ月に及ぶこともあります。それだけに、途中で治療を投げ出してしまう患者さまもいらっしゃいます。それでも歯科医師が根気強く、精密な処置に努めようとするのは、患者さまのかけがえのない天然歯を残すためです。
根管治療は、ボロボロになった歯を残すための最後のとりでといえます。この治療が精度によって、歯を残せるかどうかも決まります。当院の精密根管治療であれば、患者さまの大切な歯を残せる可能性を最大限にまで引き上げることができます。